床材や家具の色のカスタマイズを実現
高品質の酸化チタン（TiO₂）は、特に高圧・低圧の装飾紙、装飾用箔、印刷用原紙を製造する顧客に、ラミネート床材や家具などの素材に欠かせない付加価値を提供します。
ラミネートメーカーに製品を販売している装飾紙メーカーは、以下を必要としています。
- 最適な性能を実現する一貫したTiO₂（酸化チタン）効率と品質
- 紫外線安定性と卓越した形成力
- 紙の強度と均一性を最大限に引き出す低坪量紙
- 紙の高走行性を実現し、生産時間や処理能力を最大化する良好な保持力
- 広範囲で鮮やかな色調を作成する青白いアンダートーン（底色）
ラミネートメーカーでは、最終製品で以下のような機能を確保するために、紙、箔、印刷用原紙が必要です。
- 良好な不透明性と隠蔽性
- 光の安定性と色保持性
- ポストフォーミング能力（ラミネート製品を曲面形状に成形する能力）
- 色の均一性・均質性
Ti-Pure™（タイピュア™）高品質TiO₂（酸化チタン）量産化について
TiO₂（酸化チタン）に一定がないと、保持力が不均一となり、色ムラや塊状沈殿物が発生する。メーカーが修正しようとしてTiO₂（酸化チタン）をさらに追加したとしても、紙の強度や走行性は落ちます。装飾紙メーカーは、Ti-Pure™（タイピュア™）TiO₂が以下に挙げる事項を実現しながら、品質と均一性に関するすべての目標を満たすように製造されていることを理解しています。
リールからリールにわたる色の均一性
製紙工場が生産時間に追われたり採算が取れなくなったりする最たる原因は、リールからリールにわたる色が均一でないことです。適切なTiO₂（酸化チタン）を使用することで色の均一性を実現し、生産時間の削減と利益の向上につなげることができます。
外観と光の安定性
TiO₂（酸化チタン）顔料は、青白いアンダートーン（底色）を確保することで、画像やパターンをそのままに、より鮮やかな様々な色彩を生み出すことができ、印刷機の最大能力を引き出すのに役立ちます。また、TiO₂（酸化チタン）はラミネート製品の鮮やかさを保ち、光照射による変色を防ぐことができます。
紙の強度
紙の含浸装置や印刷機では、生産性を下げる中断を避けるため、安定した品質が求められます。高品質のTiO₂（酸化チタン）を使用することで、より低い坪量の紙を印刷機で使用できるため、1トンあたりの面積が増え、利益率を向上させることができます。
ラミネート製造での用途
装飾紙
低圧および高圧の装飾紙には、単色および印刷用原紙が含まれます。特に、ラミネート製造工程の後半では様々な用途で印刷原紙が使用されるため、どちらも高い性能と品質の安定性が要求されます。
もう一つのカテゴリーである装飾用箔は中間品で、接着塗布に1～2バールの圧力でのみ使用されます。
TiO₂（酸化チタン）効率が最大化したTi-Pure™（タイピュア™）R-796+
このラミネートグレードのTiO₂は、不透明性と色保持性を向上させます。この表面処理により、Ti-Pure™（タイピュア™）R-796+は様々な水化学と互換性を持つようになります。詳細はこちらをご覧ください。